Score Reading<楽譜を読んでみよう!>


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音符と休符って何だろう?
音符

五線上にオタマジャクシみたいなものが書いてあります。これが音の長さや高さを示す「音符」です。楽譜を読む為にはもっとも重要なものですから、しっかり覚えましょう。

音符の種類

「全音符、2分音符、4分音符・・・」等、音符には色々な種類があります。これは全音符を基準として何分割してあるかという事で音の差が差を表しています。

名称記号長さ比較
(TimeBase=480)
説明
全音符 1920 全音符が音の長さの「基準」となります。
2分音符 960 全音符の長さの「半分」の長さです。
4分音符 480 全音符の長さの「1/4」の長さです。
8分音符 240 全音符の長さの「1/8」の長さです。
16分音符 120 全音符の長さの「1/16」の長さです。

(※)TimeBaseとは、一般的にシーケンスソフトの4分音符の長さです。TimeBase=480ならば全音符は1920の長さになります。

付点音符

付点が付くと、音符の長さは「その音符+半分の長さの音符」となります。複付点音符の場合も考え方は同じです。

名称記号長さ比較
(TimeBase=480)
説明
付点全音符 2880 を合わせた長さ
付点2分音符 1440 を合わせた長さ
複付点2分音符 1680 を合わせた長さ
付点4分音符 720 を合わせた長さ
付点8分音符 360 を合わせた長さ
連符

音符は2の倍数、付点音符は3の倍数で等分できますが、等分できない数で分割したものを「連符」と呼びます。連符には上限がありません。

(例)「TimeBase=480」で「4分音符」で連符を考えてみると、1つの音の長さは、3連符は「160」、5連符は「96」となります。

図は3連符の一例です。
タイ

音符を弧線で繋いでいる線を「タイ」と呼び、音符をつないて演奏する事を指示しています。

(例)図の場合「TimeBase=480」で考えると、4分音符と4分音符がつながっているので、音の長さは「480+480」=「960」となります。

変化記号

楽譜で音を半音上げたり下げたりする記号を「変化記号」と呼びます。

名称記号説明
シャープ 「半音高く」する記号です。
フラット 「半音低く」する記号です。
ダブルシャープ シャープがついた音を「さらに半音高く」する記号です。
ダブルフラット フラットがついた音を「さらに半音低く」する記号です。
ナチュラル 元の幹音に「戻す」記号です。
また、ナチュラルは変化記号ではなく「本位記号」と呼ばれます。
休符

音を鳴らさない時間を表すのが「休符」で、考え方は音符と同様です。

休符の種類

全休符を4分音符なら4で割った長さ、8分音符なら8で割った長さになります。

名称記号長さ比較
(TimeBase=480)
説明
全休符 1920 全休符が音の長さの「基準」となります。
2分休符 960 全休符の長さの「半分」の長さです。
4分休符 480 全休符の長さの「1/4」の長さです。
8分休符 240 全休符の長さの「1/8」の長さです。
16分休符 120 全休符の長さの「1/16」の長さです。

(※)全休符には小節全体を休止するという意味もあります。

■付点休符

音符の場合と考え方は同じで、付点が付くと休符の長さは「その休符+半分の長さの休符」となります。複付点休符の場合も考え方は同じです。

名称記号長さ比較
(TimeBase=480)
説明
付点全休符 2880 の長さ
付点2分休符 1440 の長さ
複付点2分休符 1680 の長さ
付点4分休符 720 の長さ
付点8分休符 360 の長さ

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